M&A進展の鍵を握るCA。“経営企画”の視点で、顧客企業の経営に深く切り込む。

fundbookには、ビジネス・財務・税務・法務等の専門知識を活用し、企業価値の算定や譲受企業への提案資料の作成、ストラクチャー構築等を行なう「コーポレートアナリティクス(以下、CA)職」と呼ばれる独自のポジションがあります。

 

今回はCAのメンバーとして新卒入社し、3年目を迎えた山田にインタビュー。この春よりグループリーダーとして活躍中です。山田にCAを選んだ理由やその魅力、働く意義、fundbookだからこそ得られる経験について聞きました。

※撮影時のみマスクを外しております

 


<Profile>

山田 貴啓(やまだ たかひろ)

神奈川県出身。現在26歳。一橋大学商学部卒業。大学4年生時に飛び級制度を利用し大学院に進学。在学中にMBA(経営学修士)を取得する。卒業後は、企業経営にダイレクトに携われる仕事をしたいと考え、2019年fundbookに新卒入社。現在ファイナンシャルアドバイザリー本部コーポレートアナリティクス部にて、グループリーダーとして活躍中。

 


 

M&Aの進展における、重要な資料の作成を担う

fundbook独自のポジションであるCAの業務内容について教えてください。

山田:CAが担う一番大きな役割は、譲渡企業の経営及び財務状況の把握・分析を行ない、専門的な視点から要点をまとめ「企業概要書」を作成することです。「企業概要書」というのは、譲受企業が譲渡企業とのM&Aを具体的に検討する際に用いる資料のこと。M&Aが進展するかどうかの鍵を握る、非常に重要な資料です。

 

M&Aがよく“企業同士の結婚”と例えられるように、譲受企業は譲渡企業が「どのような会社なのか」「なぜ譲渡を考えているのか」「どのようなシナジーが見込めるのか」などあらゆる情報を把握する必要があります。「企業概要書」はその問いに対する答えをまとめたもので、M&Aにおいては必要不可欠なものだと言えるでしょう。

 

「企業概要書」には、具体的にどのようなことが記載されているのでしょうか。

山田:記載内容は企業によってそれぞれ異なりますが、一般的には社員数や所在地などの基本情報、商品やサービスなどの事業内容、組織図、損益計算書などから判断できる財務状況、譲渡検討の理由、将来の事業計画などが主な内容です。fundbookでは1ヶ月程度の時間をかけて、独自に70~80ページにも及ぶ資料を作成していきます。

 

そのなかでも、私が特に注力しているのは「インベストメントハイライト」という“投資すべき理由”について記載する項目です。マーケットの拡大余地やポジション、ビジネスモデルの独自性や、事業成長率などの観点から「なぜ高い投資リターンが期待できるのか」その根拠を解説します。

 

まさにCAの専門性が求められる部分ということでしょうか。

山田:そうですね。この項目は、単なる企業データの記載ではありません。重視すべきは「投資によって、企業がどう成長できるか」が読み手である譲受企業に正しく伝わる内容になっているか。経営者の視点が強く求められる項目です。譲渡企業が置かれている経営環境や、強み、競合などを総合的に分析し、どのような経営戦略が最適かを導き出す。経営における高い専門性が求められる仕事だと感じています。

 

多くのM&A仲介企業は企業概要書の作成をM&Aアドバイザーが営業と並行して行ないますが、fundbookでは「特化型分業モデル」の導入により私たちCAが担います。これによりM&Aアドバイザーはお客様にしっかりと寄り添う時間を確保し、細部まで行き届いた丁寧なサポートが可能になるのです。そして、我々CAは深い知見と高度な専門性を活かして、質の高い資料をより早く作成することができるようになります。

 

顧客へのサポートに重点をおいた体制ということでしょうか。しかし顧客と直接会うM&Aアドバイザーのほうが、より詳細な企業概要書が作成できるようにも感じます。

山田:そのように感じられる方もいらっしゃると思います。ですが、fundbookのCAはM&Aアドバイザー同様、お客様の元へ足を運びビジネスインタビューを行ないます。「コーポレートアナリティクス」「企業経営課題の洗い出し」「分析」と言葉だけで見ると、バックオフィスと思われがちですが、実際にお会いしてお話を伺うことも重要なプロセスです。

 

ビジネスインタビューを通して見えてくることはたくさんあり、経営者の方とのお話や会社・工場の見学を通して「どのような想いで事業を行なっているのか」を肌で感じたり、商品やサービスへの理解を深めたりすることができます。CAだからこそ、資料だけでは見えない、その企業の魅力や可能性を、より専門的な視点で分析できると考えています。

 

山田さんが感じられる“CAの魅力”について教えてください。

山田:さまざまな業界や規模の企業に「経営企画」の視点で携われることです。「将来どのような会社にしていくのか」「ゴールに向かうまでにどのような課題があるのか」そういった視点で企業状況を分析していく。1社に留まらず、多種多様な企業に携われる環境は、そうないと思います。

 

もちろん分析には「経営」「財務・会計」「税務」「法務」といった高度な知識とスキルが求められますので、決して簡単なことではありません。ですが、その分乗り越えたときには、確かな成長実感を味わうことができる。これまで学んできた知識を、ビジネスという実践の場でダイレクトに活かせていることを魅力に感じていますね。

飛び級で進学した大学院。MBAを取得

山田さんは、学部生時代から「経営」に興味があったのでしょうか。

山田:いえ、大学院(MBA)の講義を経て、興味をもつようになりました。通っていた商学部では、入学当初「経営」「会計」「金融」「マーケティング」の中から専攻科目を選ぶのですが、私が重要だと感じて最初に選んだのは「会計学」です。

 

なぜかというと、経営活動を数値化するという考え方に興味をもったからです。企業には様々な事業活動や経営戦略の考え方がありますが、会計は全世界、全企業共通の考え方です。それを勉強すれば、将来仕事に困ることはないと感じ、会計の勉強をスタートさせました。そして会計学について学んでいくなかで、就職先としてまず見えてきたのは公認会計士というキャリアです。公認会計士は監査法人に勤め、将来的には個人事務所を構えるというのが主流で、当初は自分も同じような道を歩むのだろうと思っていました。

 

しかし、その道が間近になればなるほど別の道に進みたいと思うようになりました。

 

資格取得でも就職でもなく大学院に進まれていますね。

山田:もっとダイレクトに事業の成長や売り上げに貢献していくような「経営」目線の仕事をしたいと思うようになっていったのです。そこで浮かんできたのは、大学院に進みMBAを取得するという道でした。

 

大学院進学を考えていた頃、大学内に飛び級制度の存在を知りました。これは大学4年生時に大学院の講義を履修することで、その単位を大学院の単位として換算できるというもの。努力次第では1年間で修士号を取得できると知り、この制度を利用することにしました。

 

飛び級とはすごいですね。大学院での勉強はどうでしたか。

山田:大学院には進学してきた学部生だけでなく、一般企業での勤務経験がある方も多く在籍していて非常に刺激的な環境でした。1クラス30~40名程度の教室の中で、院生同士でのディベートやプレゼンテーションの機会も多く、経営企画や人事、経理などビジネスの第一線で活躍されていた方々と共に学べたことは、とても貴重な時間でしたね。

 

特に懇意にしていた方は、とある企業で人事経験のある30代後半の方。企業組織が抱えるリアルな課題や、モチベーションの上げ方についてなど、学部生時代に習わなかったことを惜しみなく教えてくださって視野を広げることができました。

院生活を経て、就職活動はどのように考えていましたか。

山田:無事にMBAを取得できたことで、会社の経営に会計的視点をもちながら携わる仕事をしたいという気持ちがより強くなりました。また、会社選びの条件として持っていたのは、ベンチャー企業であること。友人からは「なぜ?」と聞かれることも多かったのですが、新卒社員を数百名採用する大手企業では、大きすぎる組織ゆえ経営から遠くなるのではと考えました。それよりも、少数精鋭のベンチャー企業で優秀な方々と肩を並べ、大手企業にはないスピード感で経験を積みたいと考えました。

 

fundbookについては、どのように知ったのでしょうか。

山田:エージェントからの紹介です。経営に関わる仕事に興味があることを伝え、設立5年目ぐらいで社員数100~200名程度のベンチャー企業という条件で紹介いただいたのがfundbookでした。他にも同条件でコンサルティング会社などがありましたが、fundbookの会社説明会に参加したことで心が決まりました。

 

代表の畑野が掲げる「10年後に業界1位を目指す」というビジョンに共感したことが1つ、そしてCAを管掌されている方がとても魅力的な方ということも大きな決め手でした。その方は大手コンサルティング会社で経験を積んだ後、fundbookに入社した方でした。質問に対して非常にロジカルで分かりやすく説明してくださったことが印象に強く残っています。

 

それから、“新卒入社2期生として入社できる”ことも魅力的でした。組織が急成長をしているなかで、チャレンジできる機会が豊富にあると感じワクワクしました。

fundbookでの2年間、後悔は一つもない

fundbookに入社してから、これまでを振り返ってみていかがでしょうか。

山田:新卒入社してからの2年間を振り返って思うのは「後悔は一つもない」ということです。実際の仕事では、大学院で学んだ知識が活きることがありましたし、知識だけではビジネス社会で通用しないと思い知ることもありました。企業概要書の作成や株式価値の評価など、どの業務も夢中になることができましたし、やりたいことは全て取り組むことができた。この業務をやってみたいと提案すれば、断られたこともないですし、次の週にはその業務に実際に取り掛かれているような環境は、ベンチャー企業ならではと思います。入社前に想像していた以上にスピード感をもって、さまざまな経験を積むことができました。充実した2年間だったと感じています。

 

3年目になり、チームリーダーを任されたとお聞きしました。

山田:この春から新たにチームマネジメントにも挑戦しています。プレイヤーとしての仕事とは違った難しさがありますが、良い経験になると考えています。努力をきちんと評価していただけることは、fundbookに入社して良かったことの一つです。

 

また、先日代表から新規プロジェクトのお話をいただきました。それは、代表と共に「CAの教育プログラムを作る」というものです。fundbook独自のポジションとして設置されたCAですが、しっかりと成果を収めることができているので専門職として組織化をさらに進めていきたいというお話でした。CAとして会社に価値を示すことができたこと、そしてCA部門の組織作りを担えることに大きな喜びを感じています。

 

素晴らしい活躍ですね。どのような部門を創っていきたいと考えていますか。

山田:高度な知識とスキルをもつブレーン集団にしていきたいですね。M&Aアドバイザーからはもちろん、会社のあらゆる部門から頼られる存在になれたらと思っています。

 

そのためには知識を深めていくことが大切。私も現状に満足することなく、努力を重ねていきたいと思っています。CAとしてより高度で専門的な知識と説得力をもってミッションに向き合うために、日々勉強に励んでおります。これからも一つ一つの信頼を積み重ねていきながら、この先の未来を切り拓いていきたいと思います。

23新卒総合職 / 株式会社fundbook

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