新卒メンバーが早期活躍のスタートラインに立てる。「fundbook Enablement」チームの取り組みとは

国内最大級の就活情報プラットフォーム「キャリアパーク」などを運営するポート株式会社の調査レポートによると、就活生が「企業の働き方で魅力的に感じる制度や方針」は「研修制度の充実」が圧倒的な支持を集めています。プロフェッショナルへの第一歩を踏み出すにあたり、採用希望者の多くが「入社後に活躍できるのか」「未経験の業界や職種でついていけるのか」など不安に感じる人が多いようです。

 

〈参照記事〉

研修充実がダントツで魅力ある制度に企業選びのポイントは雰囲気や社風

 

そこで今回はfundbookの研修制度として、2021年からスタートした「fundbook Enablement」に迫ります。「fundbook Enablement」は、約1年間の研修期間を通して「『1年間で一人前』になってほしい」という代表の畑野の想いを仕組み化したもの。

 

この研修制度は「fundbook内に “学校”をつくり、経験の少ないメンバーを一人前にする」をビジョンに、イネーブルメントサイクルと呼ばれる「①学習 ②評価 ③分析 ④レポート」のステップを循環させ、統一した学習内容を学び続けられる試みとなっています。従来のM&A業界では属人的な教育になりがちですが、それを打破する取り組みです。

「1年で一人前」を目指す「fundbook Enablement」

それでは「fundbook Enablement」とは、実際にどのような取り組みなのか。これから、具体的なプログラムについて紹介します。

 

2021年4月入社メンバーの場合は、まずは全社共通で履修が義務付けられている10日間の「BOOTCAMP」を開催。「BOOTCAMP」は代表の畑野主導で実施され、以下の3つを提供するために存在しています。

 

①WILL

②CONNECT

③BUSINESS 

 

fundbookの社員として働くためにWILL(意志)を固めることによって、主体的に行動し、チームで成功するような意識を醸成していきます。そのうえで、仕事で生まれる疑問や困りごとを相談し、解消できるようにCONNECT(繋がる)することで、fundbookにおけるBUSINESS(ビジネス)が理解できるようになります。

このオンボーディング期間を経て、「部門ごとのミッション」と「共通ミッション」を平行して学びながら、早期活躍するための基礎を1年間で習得します。

 

特に「部門ごとのミッション」はプロフェッショナルな人材を育成するために、非常に重要な取り組みです。fundbookでは6部門に分かれる特化型分業制を導入しています。そのために、部門ごとに高い専門性が求められるため、そのベースとなる「部門ごとのミッション」は大きな意味を持ちます。「Basic」「Advance」「Master」と分けられた部門ごとのミッションのうち、新卒の1年間を「Basic」「Advance」の習得に費やします。

 

「Basic」では1ヶ月間にわたり基本的な業務を学び、スムーズな形で実務に対応できるようになってもらいます。その後、昇格の要件である「Advance」では、10ヶ月間にわたり、独り立ちの目安となる定量的な目標の達成を目指します。昇格後は「Master」を通して、プロフェッショナルとして能力を磨きます。

 

また「共通ミッション」は、M&A実務に必要不可欠な知識を習得するために導入されているカリキュラムです。オンライン学習でMBAを学ぶ「e-MBA」を通してビジネススキルを高め、会社法や契約書の理解をBasic・Advance・Masterと段階的に進める「Legal Mission」を通してM&A業界で活躍する基礎を固めていきます。

 

また、fundbookでは「fundbook Compass」という日々蓄積されていくナレッジを集約する社内のポータルサイトを導入しています。

 

入社したばかりのメンバーが業務に遅れを取らないよう、会社の重要な情報や規定、マニュアル、ワークフローなど、fundbookで仕事を推進していくうえで必要なナレッジをカテゴリ別で集約し、「何が分からないのかが、分からない」状態になった際に解決できるように環境を整えています。

さらに「fundbook Compass」では、M&Aの基礎知識やスキーム、成約事例などを全社員が閲覧可能。特にインサイドセールス業務に就く社員は、このポータルサイトを閲覧し、フロントサイドの情報を押さえておくことで、お客様に対して説得力のある回答ができるようになったという声も上がっています。

 

では、実際に「fundbook Enablement」を受講する社員は、制度をどのように活用しているのでしょうか。今まさに、そのプロセスの只中にいる新卒1年目の社員2名にインタビューを行いました。

 

自信と学びの意欲に繋がった「fundbook Enablement」の2つの効用

<Profile>

安部 広太郎(あべ こうたろう) 

東京都出身。現在23歳。慶應大学商学部卒業。父親の転勤に伴い、小学生時代に国内や海外で3度転校を経験する。中高一貫の芝中学校・高等学校へ進学し、勉学に励みながら甲子園を目指して野球に青春を捧げた。大学では陸上部へ入部し、やり投げ競技でインターカレッジ出場も。大学4年生時にfundbookのインターンに参加したのち、2021年4月に新卒入社。「fundbook Enablement」の「Legal(basic)」テストでは新卒メンバー内で最速合格。

 

〈前回記事〉

【2021年新卒インタビュー③】スポーツで培ったタフさには自信があった。でもfundbookなら1人の力では到達できない成長が目指せると思った。

fundbookに入社する前は知識面で不安はありましたか?

安部:M&Aに関する業務には法律や会計、経営、税務まで幅広い知識が要求されるので、正直不安でした。どこから手をつけるべきかがわからないなか、M&Aの基礎が学べる「fundbook Enablement」にとても助けられています。

 

「fundbook Enablement」で学ぶことで、どれくらい実務に効果がありますか

安部:まず「fundbook Enablement」のプログラムの一つである、「Legal(basic)」のテストで合格することができました。このテストのために学習したことや、自信がついたことで、業務中の不安も払拭されるようになっていきましたね。

 

ただ、リーガルテストは質・量ともに、高いレベルで非常に難しい。ありがたいことに「fundbook Enablement」には「e-Learning」のコンテンツが豊富に格納されているので、主にそれを利用して勉強しました。特に、私の場合は往復の通勤時間の合間に学習するのに加え、毎週土日のどちらかで約2時間は勉強していました。

 

正直なところ、インターン時代は先輩が話す会話の意味を理解することが、とても難しかったんです。しかし、プログラムの受講によって、日ごとに知識をつけられて、意味も理解できるようになりましたし、自信をもってお客様と会話できるようになってきました。

 

とはいえ、テストの合格はあくまでも社内限定のライセンスです。

安部:確かに合格したとしても、あくまで社内限定のライセンスなので直接的には意味をもちません。

 

しかし、今回の「Legal(basic)」のテストの合格をきっかけに「知識をもっと高めていきたい」と思い、FP(ファイナンシャル・プランニング技能検定)1級の受験を決めたんです。

 

FP1級の合格に向け、引き続き「fundbook Enablement」を通して金融知識の学びを深めていこうと考えています。

 

fundbook Enablementで、特に役立っているコンテンツはありますか?

安部:取締役の清水が開催している、勉強会のアーカイブ動画が「とても役立つ」という声をよく聞きます。勉強会は業務時間外で開催されているので、全員が毎回参加できるわけではありません。リアルタイムで参加できなかったメンバーがいつでも見返せるように、動画がオンライン上に格納されているのは、とてもありがたいですね。

 

また、「fundbook Compass」に格納されている成約事例も同様です。というのも、お客様から「小規模の会社でも譲渡事例があるのか?」「遠方の会社とM&Aの事例があるか?」といった質問をいただくことがあるのですが、「fundbook Compass」ではこれまでの成約事例を確認できます。それをもとに回答することで、お客様に納得いただけるようになりました。

 

私はまだ1年目で経験は浅いですが、自分が直接経験していなくても、先輩方が手掛けてきた成約事例のプロセスを知ることによって、業務に活用できるのはとても大きいですね。

 

fundbookの社員として会社の事例を知らなければ信頼を損ねる可能性があるので、成約事例を確認しつつ、自分自身でそれを追体験するようなイメージをもつことで、お客様の満足度を上げられるように心がけています。

 

最後に就活生へメッセージをお願いします。

安部:M&Aに関する知識がないことを、不安に感じる必要はないと思います。

 

私のように隙間時間を上手く利用しながら学習しても、社内のテストに合格できますし、業務に必要な知識を身に付けられます。挑戦し続ける気持ちがあれば、fundbookは常にフォローしてくれる会社なので、これから入社される方にはどんどんトライしてほしいです。

「fundbook Enablement」から生まれる好循環。ビジネスパーソンとして成長する習慣が身につく。

 


<Profile>

石井 大貴(いしい だいき) 

神奈川県出身。現在23歳。早稲田大学商学部卒業。机上で学ぶだけではなく経験を積みたいという想いから、興味をもっていた金融関連の事業を大学3年時に立ち上げる。モットーは「自分がやると決めたことは、最後までやり切る」。2021年4月にfundbookに入社。終業後も勉強を欠かさず、「fundbook Enablement」の「Legal (basic)」テストでは、安部とともに新卒最速で合格。

 

〈前回記事〉

【2021年新卒インタビュー④】在学中にビジネスを追求し、起業を経験した石井がfundbookに入社した理由。

 


 

fundbookの入社前に知識面で不安はありましたか?

石井:前回の取材でもお伝えしましたが、大学時代に学生向け金融コミュニティの運営を始めたり、企業経営について勉強したりしていたので、ビジネスへの一定の理解はありました。

 

一方で、法律や税務などの専門性が求められる分野に関しては、学生時代にそれほど勉強していませんでした。「fundbook Enablement」はまさにその分野について、専門性の高い学習ができるので、この制度があるのは新入社員としてはとても安心しますね。

 

属人的なアドバイスではなく「fundbook Enablement」は、社員として成長するための「最適な道筋」が明示されているのでありがたいです。

 

「fundbook Enablement」の実務への効果について教えてください

石井:まず大きかったのは、先輩社員の間で行き交う専門用語を自然と理解できるようになったことです。fundbookでは、新卒社員でも案件に関するミーティングに同席する機会があるのですが、入社当初は会話を読み取るだけでも非常に難しく感じていました。

 

しかし「fundbook Enablement」で少しずつ知識を蓄積することができ、実務に対してアジャストできるようになりました。先輩方にも積極的に質問を投げかけられるようになりましたね。

 

もし研修制度がなかったら、どうでしたか?

石井:恐らく、無駄な回り道をしてしまい、実務に直結しない勉強をしてしまっていたかもしれません。プログラムのおかげで何から勉強すれば良いのかが分かり、それが確実に実務へフィードバックできる。だからこそ、また勉強する。その好循環が生まれたからこそ、学習への「とっつきやすさ」も生まれた実感があります。

 

「fundbook Enablement」のおすすめコンテンツについて教えてください

石井:先日、社内のアーカイブ動画として格納された「ヘルスケア戦略会議の全社公開中継」の動画ですね。この動画を視聴して、日々のインサイドセールス業務のモチベーションが上がりました。

インサイドセールス業務は、自分自身で日々工夫し、視野と業務の幅を広げていかないと単調化してしまう可能性があります。しかし、この動画によってfundbookが「どこに向かっているのか」「この業務が何につながっているのか」について理解が進んでいます。

 

当該業務も大きな戦略の意味を理解しながら行うのと、そうではないのとでは結果が変わっていくと考えています。

 

また、法務チームが作成している「Legal Mission」の動画は、新卒メンバーの中でも好評です。正直、法律や契約に関する実践的な知識を得ようとすると、書籍だけだと難しい。ビジネスの現場では複雑なケースも数多くあるので、そういった状況でも役立つコンテンツがあるのはとても助かります。

 

「fundbook Enablement」を通して得られるメリットがあれば教えてください。

石井:「習慣化」の定着が一番大きいと思います。プログラムにより「基礎が身につく」→「基礎をもとに深掘りする」→「実務で知識を使う」というサイクルが身につきました。

 

このような学びの循環ができたことは、今後ビジネスパーソンとして成長していくにあたって、役立っていくと思います。

 

今の同世代は、大企業に入社すれば正解というわけではなく、少なからず将来のキャリアに不安を感じる人が多いようにも思います。fundbookであれば、社会で活躍するプロフェッショナルの基礎を身につけ、着実に実力を身に付けられるのではと考えています。

 

最後に就活生へメッセージをお願いします。

石井:M&Aに関する知識が十分でなくても、fundbookでは入社後に新入社員をフォローする環境が整っています。それは先程説明した知識面だけでなく、環境面でも同様です。

 

例えば、経営陣との距離感。入社前から「経営陣との距離が近い」ことは知っていましたが、私は取締役である中原の隣で働いています。プログラムのおかげで、中原にも自信をもって質問や提案が直接できているので、より成長できている実感がありますね。

 

「fundbook Enablement」プロジェクト担当社員へのインタビュー

最後に「fundbook Enablement」プロジェクトの担当者である山田に、プロジェクトが始まったきっかけや、反響が大きいコンテンツ、今後どのようなことを企画しているのかを聞きました。

 


<Profile>

山田 貴啓(やまだ たかひろ) 

神奈川県出身。現在27歳。一橋大学商学部卒業。大学4年生時に飛び級制度を利用し大学院に進学。在学中にMBA(経営学修士)を取得する。卒業後は、企業経営にダイレクトに携われる仕事をしたいと考え、2019年にfundbookに新卒入社。現在ファイナンシャルアドバイザリー本部コーポレートアナリティクス部にてグループリーダーに就きながら、社長室直下の教育制度プロジェクト「fundbook Enablement」の担当者としても活躍している。

 

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プロジェクトが始まったきっかけを聞かせてください。

山田:21年新卒採用メンバーが参加したBOOTCAMPに、メンターとして参加していたのがきっかけです。他にも13人のメンターがいるなか、たまたまだと思いますがちょうど代表の畑野の目に留まったそうです。

 

私は新入社員に対して、丁寧なコミュニケーションを心がけながら接していたのですが、そういった姿勢を見てくれていたのかもしれません。

 

そこで畑野に直接「ちょうどCA(コーポレートアナリティクス)メンバーの教育プログラムを作成しようと考えている。未来のfundbookの根幹になる環境を創ってほしい」と言われたんです。

 

今では、畑野と定例会議をしながらプロジェクトを進めているのですが、社長や役員とダイレクトに連携を取りながら、人の成長の根幹に携われることにとてもワクワクしています。

 

ただ「制度が形骸化しないように」と畑野がよく話をしているので、イネーブルメントチームのみならず、他部門と連携を取りながらM&Aの実務に即したプログラムになるよう心がけています。

 

社内で好評のコンテンツがあれば教えてください

山田:毎月実施している「Legal(basic)」テストですかね。任意の受講にもかかわらず、100名弱の社員が受験希望を出してくれたことから、必要としてくれていたんだなというのが伝わってきました。

 

法務部の協力によって、事前に配信したe-Learningには会社法の基礎から各契約書の論点など、M&Aに欠かせない知識について約60個の映像コンテンツを盛り込みました。テストも法務部長と連携しつつ、過去の成約案件をベースにしながら作成しています。

 

今後は、税関連の試験のリリースに向けて準備を整えています。税理士の資格を取得した専門性に富んだメンバーと過去の成約案件から税務上のリスクを洗い出し、実務に応用できるテストを作成しています。

 

最後に、採用エントリーに迷っている方にメッセージをお願いします。

山田:たとえM&Aに関して知識が不十分であっても、成長意欲があれば活躍できるのがfundbookだと考えています。特に「fundbook Enablement」に取り組めば、自分自身の業務レベルが向上していくプロセスが可視化され、やりがいも感じられることでしょう。

 

とはいえ、このプログラムを受講しただけで活躍できるわけではありません。あくまでも基礎が身につき、スタートラインに立つための土台づくりの段階だということを強調しておきます。

 

まだfundbookは設立したばかりのベンチャー企業。「fundbook Enablement」でしっかりと土台をつくり、意欲をもって仕事に取り組んでもらえれば、早期に能力を開花できるはず。チャレンジ精神に溢れ、成長したいと心から思われる方なら、最高の環境だと思います。

【23新卒総合職 新卒採用】

https://recruit.fundbook.co.jp/joblist/267/

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