キーエンスで鍛えたビジネスの基礎。次は世界に誇る日本の魅力をM&Aで守りたい。

日本にある421万企業のうち99.7%は中小企業と言われています(参照:中小企業庁・最近の中小企業の景況について)。少子高齢化が叫ばれる現在、経営者の平均年齢は上昇傾向にあり、事業を何らかの形で承継したいと望んでいるにも関わらず、後継者難の課題に直面しています。

 

培ってきたノウハウ、従業員の雇用を守るために、海外企業とのM&Aを行う企業も増えてきました。今後、さらに多くの企業が、世界を視野に広げてM&Aを検討する時代に突入していくことは間違いないでしょう。

 

そんな注目が集まるM&A業界に、営業経験を活かしてチャレンジしようという転職者がfundbookには多くやってきます。2020年8月、キーエンスから転職してきた原もその1人です。幼少期に海外暮らしを経験し、帰国後もインターナショナルスクールで青春時代を過ごした原。だからこそ、日本に対する熱い思いがあると語ります。

 

原がM&Aアドバイザーとなって守りたいものとは。そしてキーエンスで身につけた営業経験が、fundbookでどのように活かせると感じているのか。新たな夢とその覚悟について聞きました。

 


<Profile>

原 太平(はら たいへい)
神奈川県出身。現在28歳。早稲田大学国際教養学部卒業。1歳半〜4歳半まで父親の大学院留学に伴いオーストラリアへ。帰国後、幼稚園から高校までの14年間横浜にあるインターナショナルスクールに通う。その後早稲田大学に進学し、在学中にTOEIC990点を獲得。大学3年次には留学を決意し、再びオーストラリアの地で1年間を過ごすことに。卒業後、新卒で株式会社キーエンスに入社し、刻印機を手掛ける営業として5年間活躍。2020年8月株式会社fundbookへ入社。

 


 

ビジネスパーソンとしての早期成長を目指しキーエンスへ

幼少期をオーストラリアで、そして帰国後もインターナショナルスクールに通っていらっしゃったんですね。

原:はい、私が生まれてすぐに父がオーストラリアの大学院に留学することになり、母と共に海外へ移住しました。母も語学学校に通いながら、私を育ててくれ、後に弟も生まれました。当時の両親と近い年齢になってみて、改めてすごいタイミングで決断したなと思いますね(笑)。物心がつく頃まで英語を話していたので、日本に帰国した後もインターナショナルスクールに通うことになりました。同級生たちもバックグラウンドが海外にある生徒ばかりで、日本にいても英語でのコミュニケーションの方がスムーズな環境でした。

 

社会人になった今となっては、使用頻度が高い日本語のほうが自然に使います。ただ、海外の方とお会いすれば問題なくやりとりはできるので、将来的にはビジネスで英語を活用したいという思いもあります。

大学では国際教養学部へ。こちらも語学力を活かす形で進学されたのですか?

原:そうです。授業も英語でしたし、1年間の留学が約束されていたのが魅力的でした。そして、偶然にも幼少期に過ごしたオーストラリアへ留学することになりまして。記憶の片隅にあった風景や遊具など思い出の地を直接訪れることができて、覚えているものだなーと感慨深いものがありました。

国際教養学部を卒業された方は、どのような企業に就職されるのでしょうか?

原:他の学部に比べると外資系企業に就職する割合は多いかもしれないですが、多くは日本の企業に就職していました。

そのなかで原さんがファーストキャリアにキーエンスを決めた理由は?

原:いつかは英語を使ってビジネスを……とは思っていましたが、そのためにもまずはビジネスパーソンとして、いち早く成長できる場所を就職先に求めていました。様々な企業説明会に参加するなかで、キーエンスは、3ヶ月の研修を受けた後すぐに担当エリアに配属されること、そのエリアで担当製品を手がけられるのは1人だけという環境に、やりがいがあるのではと感じました。加えて、手掛けるのは産業用刻印機という1,000万円単位の高額商材。簡単に売れるものではないからこそ、確かな営業力が身につくのではないかと考えました。

 

実際に、キーエンスでは営業1人ひとりの行動に対する徹底した報告&フィードバックが繰り返し行われ、求められる最低限の行動量が他社を圧倒するという話を聞きました。そうした情報を踏まえて、「ここならばビジネスパーソンとして早期にスキルを身につけることができる」と確信して入社することにしたんです。

具体的には、どのような商材を手掛けられていたのでしょうか?

原:レーザーマーカ―という、レーザーで製品に印字する機械を販売していました。例えば、自動車を1台作るのに、約3万点の部品が使用されます。その1つひとつの部品に2次元コードなどで印字して、どの会社の、どのラインで、いつ製造されたものなのかを把握するためのものです。

 

キーエンスの商材は、測定器やセンサーなど、製造ラインがスムーズに動くようにサポートする機器を扱っているのですが、そのなかでレーザーマーカ―は直接製品に加工する機械という意味で、他の商材にはない使命感がありました。

「もっと広い世界を見てみたい」と転職を決意

転職を考え始めたのはいつ頃からでしょうか?

原:入社して4年目の頃です。理由は大きく2点ありまして、1点目が結婚を考えていたタイミングだったこと。人生の転機を目前に、自分のキャリアについて真剣に見つめ直すきっかけとなりました。それが2点目につながるのですが、製造業以外の世界も見てみたいという想いが芽生えたことです。

 

また、祖父と父も経営者ということから、私自身もいつかは経営者としての道を歩みたいという希望がありました。どの事業に挑戦するかを模索するためにも、様々な業界のお客様と接することができるビジネスを経験してみたいと、転職を決意しました。

M&A業界に注目したのはなぜですか?

原:まず第一に、社会的意義の大きさに魅力を感じました。後継者不足に悩む中小企業の声もキーエンス時代から耳に入っていたので、これからの日本社会の土台を支える重要な仕事だと思いましたし、新しい未来を築いていくというロマンがあると思ったんです。そして企業の将来を経営者とともに見つめ、最適な決断をサポートしていく日々は、間違いなく私自身の勉強にもなるのではないかと思いました。

その中でfundbookを志望した理由は?

原:fundbookを知ったきっかけはエージェントからの紹介でした。2017年に設立されたこれからの組織でありながら、マッチングにテクノロジーの力を活用するプラットフォームや、6つの専門組織でM&Aの成約までサポートしていく特化型分業モデルなど、他社にはない独自性の高いビジネスモデルに興味を持ったのがきっかけです。

 

若く勢いのある会社なのに、しっかりとした土台もある、そのバランスに魅力を感じました。加えて金融機関や総合商社、大手証券会社など様々な業界で実績を残してきた優秀な中途入社メンバーが多く活躍している点にも、心を掴まれました。

選考時、印象に残っていることはありますか?

原:面接のとき、人事の方から「fundbookはチームを大切にしている」というお話をいただきました。これまでは、上司とのフィードバックは繰り返し行われますが、基本的には個人としていかに成果を上げるかというスタイルの営業。チーム一丸となって取り組む感覚はありませんでした。これまでの経験を活かして、チームのために貢献するやりがいも得られるのではないかと、ワクワクしたのを覚えています。

M&Aを通じて「日本の力」を守りたい

歴史ある企業からベンチャー企業への転職について、ご家族の反応はいかがでしたか?

原:結婚の直前に転職するというのは、確かに思い切った決断だったかなと思いますが、家族からは反対や不安視する声はありませんでした。考えてみれば、両親がオーストラリアへ引っ越したタイミングも同じようなときだったので(笑)。その父からは「海外企業とのやりとりもあるの?」と、活躍の場の広がりを期待してくれるようなメッセージが届きました。その言葉を見たとき、1つ気づいたことがあって。

どのような思いになったのでしょうか?

原:改めて、私は日本が好きなんだということ、日本の企業を守ることがM&Aを通じてできたらいいな、と。幼少期をオーストラリアで過ごし、帰国後もインターナショナルスクールで学んできて、日本という国が諸外国から高い信頼を得ていることが、自分のことのように嬉しかったのを思い出しました。

 

日本の企業は高い技術力があって、従業員はみんな勤勉で親切。「おもてなし」という言葉が注目を集めたように、接客スキルも世界でトップクラスです。考えてみれば、こんなにも電車の時間が正確な国は、なかなかないですからね(笑)。

 

そんな素晴らしいところがたくさんあるのに、日本は着実に人口が減少しているという課題を抱えています。少子高齢化が進んでいる今、海外を視野に入れたM&Aニーズも増えていくはずです。避けられない大きな流れを見据えて、どうしたら日本企業の良さを広めるサポートができるのか、M&Aアドバイザーとして向き合っていきたいと思いました。

自分の成長と組織への貢献がリンクする面白さ

実際に入社してみた感想はいかがですか?

原:意見を取り入れてくれる柔軟な雰囲気が、非常に新鮮ですね。ある程度マニュアルとして確立された部分はありますが、上司に指示されたことをこなすだけではなく、現場で気づいたことやアイデアをみんなで出し合って取り組む風土があります。それも新卒・中途などのキャリアや年齢に関わらず、遠慮なく言える空気もすごくいいところです。

 

入社後は、まずインサイドセールスとして商談機会の獲得を目指すことからスタートすることに。新卒と中途のメンバーが混在するチームで、どうしたら稼働効率(アプローチ数に対するアポイント取得数)を上げることができるのかを、自分たちで考えて取り組んでいきます。

 

効率を上げるためには、まずは行動量のボリュームアップが必要だと考え、1ヶ月間、毎日「今日はこの業種を中心にアプローチする」と1人ひとりが宣言して「目標通りの動きができたら何ポイントゲット」というようにゲーム感覚を取り入れたデイリープランを提案しました。「やってみよう」「面白そう」とポジティブに取り組むメンバーばかりなのも嬉しかったですね。

 

また、「誰が」「どの時間に」「どのように話したら」成果につながったのかを細かく分析してブラッシュアップしていく作業は、キーエンス時代に鍛えられた部分があったのでメンバーにもその視点を広げていきました。その結果、0.83だった稼働効率は0.98まで上昇。自分の成長と組織への貢献がリンクする面白さを体感することができました。

インサイドセールスチームで結果を出し、次のステップとしてM&Aにおけるテクニカル領域のサポートを行うコーポレートアナリティクス部で知識を磨かれたそうですね。

原:はい、様々な企業の経営状況をデータで俯瞰できるので、業界ごとの特色を見つけたり、通常では知ることのなかった会社の強みに気づくことができたりと、知的好奇心が満たされる日々でした。

 

業界未経験からのスタートなので、簿記資格の取得やM&Aに必要な知識習得が必要でしたが、それらも知らないことがわかるようになる喜びを噛み締めています。

他者のために、本気になれる方と働きたい

今後の目標を教えてください。

原:1ヶ月間コーポレートアナリティクス部で経験させていただいた後、フロントセールスであるM&Aアドバイザーが在籍する部門に仮配属となりました。そして、初の受託契約経験を経て、2021年2月に本配属することができました。

 

私の強みは、戦略的なアプローチと相手の懐に入っていくフレンドリーさです。目標に向かって何をすべきかを論理的に考え、実行する力。そして、様々なタイプの人と繋がり、より良い状況を目指していくスタイル。前者はキーエンス時代に、後者はインターナショナルスクールで培われたものだと思っています。それがM&Aというステージでしっかり発揮できる日が来るのが待ちきれないです!

 

どのような苦労を経て、あらゆるステークホルダーが幸せとなる展開に導くことができたのか。経営者の方からいただいた言葉……など、先輩方の成約事例を聞いていると、自分がその立場だったらきっと泣いてしまうのではないかと思っています。

最後に、fundbookへの入社を検討している方々へメッセージをお願いします。

原:ビジネスとしても社会的意義のある仕事ですし、fundbookという会社としても今後の可能性に満ちた組織です。チームのために、会社のために、日本経済のために……と、誰かのために本気になれる方に向いていると思います。学ぶことを楽しみ、柔軟な発想力とポジティブに取り組む姿勢があれば、きっと活躍できる場所。ぜひ一緒に頑張りましょう。

M&Aアドバイザー / 株式会社fundbook

https://recruit.fundbook.co.jp/joblist

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