【New Member Story】「プロ野球選手になった同期に負けたくない」、M&A業界でビジネスマンとしてトップを目指す。
難易度の高い営業に挑みたい、専門性の高いスキルを身に付けたい、成果に応じた報酬を貰いたい、結果を出して見返したい、など、多くの方が様々な思いを抱きM&A仲介業界に挑戦してきています。
当記事では大学まで野球に打ち込み、プロ野球選手として活躍する同期に負けじと、ビジネスで成功するために新卒から投資用不動産業界で活躍し、2022年11月にfundbookに参画した西岡に、M&A仲介業界を選択したその強い思いについて聞きました。
<Profile>
西岡 伸朗(にしおか のぶあき)
東京都出身。明治大学卒業。大学卒業まで一貫して野球に取り組み、外野手として高校時代は3度甲子園に出場。大学時代には四年時に大学日本一を経験。新卒で株式会社TATERU(現Robot Home)に入社。主に上場企業のサラリーマンの方に対し投資用不動産の販売に従事。販売棟数歴代記録を樹立。その後独立し、賃貸仲介、管理物件取得、土地戸建て投資用不動産の売買と不動産業全般を約3年間行う。2023年11月にfundbookへ参画。
ビジネスを通じて、プロ野球選手になった仲間に勝ちたい
新卒で株式会社TATERU(現株式会社Robot Home)に入社。不動産業界を選ばれた経緯を教えてください。
西岡:もともとはスポーツ推薦でプロ野球選手を目指して明治大学に入学したのですが、プロへ進んだ先輩たちを前にしてその夢を諦め、「いつかプロになった仲間たちに、ビジネスを通じて勝ちたい」と就職活動を行いました。就活では高年収を実現できて、体育会系が好まれる企業に狙いを定めて、ある大手企業から内定を頂きました。
ただその後、先輩の紹介で株式会社TATERU(現株式会社Robot Home)の古木社長とお会いする機会があり、「この人の会社で働きたい」という直感が働き、頂いていた内定を辞退し株式会社TATERU(現株式会社Robot Home)への入社を決めました。
古木社長は野球以外での成功者として絵に描いたような存在で、単純に「カッコイイ大人だ」と思いました。
入社後は、どのような仕事をされていたのでしょうか。
西岡:一部上場企業のビジネスパーソンを対象として、投資用のアパートを販売していました。広告に対して問い合わせが来るので、そのリストへ架電していくイメージですね。
当時は歴代トップのペースで成果を残されたそうですが、その秘訣は何でしたか。
西岡:まずはお客様へのアプローチ数を増やして、商談を積み重ねていきました。人の倍以上はアクションを起こしていたと思います。
失敗の経験も積み重ねることで改善策が見えてきて、次のステージに繋がっていきました。
その行動量のモチベーションはどこから来ていたのでしょうか。
西岡:大学4年生のとき、プロ野球選手になった先輩から遊びに誘ってもらい、「こんな夢みたいな世界があるのか」と憧れを抱きました。
しかし、そんな世界は普通のサラリーマンでは味わえなくて、起業をするとか、稼げる業界で成果を出すとかしなければダメじゃないですか。
他人と同じことをしても同じ成果しか出ないので、まずは他人の2倍3倍の行動をしなければならないと、馬車馬のように働いてました。
また、毎日テレビで活躍する姿が映し出されている同世代の存在が、原動力になっています。
その後別の不動産会社に転職されていますが、最初の転職のきっかけと新しい会社での業務内容をお聞かせいただけますか。
西岡:社内に私生活から仕事までお世話になっていた方がいまして、その方が独立する際に「一緒にやろうよ」と誘っていただいたのがきっかけでした。
前職と同様に投資用のアパートも扱っていましたが、スタートアップでしたので戸建ての売買や仲介など、不動産にまつわる仕事はすべてやっていました。
営業手法も、足と気合いで稼ぐ飛び込みです。エリアを決めたら不動業者をすべて調べて、飛び込みで土地の情報の仕入れや販売をひたすら行いました。
不動産営業時代を通して印象に残っている仕事はありますか。
西岡:新卒で入社して、1件目の仕事ですね。
自らアプローチして頂いたアポイントでしたが、商談ではお客様から理論立てた質問をいくつも投げかけられたのですが、その場では全く答えられず……。持ち帰って上長に対応してもらいました。
しかし、そのお客様は「君はまだ経験が足りないけど、君の出世のためと思ってくれればいいよ」と、2棟も購入してくださったんですね。
そこで知識や技術なども大事ですが、「結局は仕事も人柄や内面が大事な要素なんだ」と気づかせていただけたんです。最初の案件で、とても良い経験になりました。
大学の同期がM&A業界の広告に出演!?
不動産業界から、どのような経緯でM&A業界に関心を持ったのでしょうか。
西岡:もともとM&A業界には、上場企業年収ランキングの上位にランクインしている会社があったことから、最初の就職活動のときから高年収ということで興味を持っていました。
ただ「M&A業界は、東大卒や銀行出身者が活躍する世界」と勝手なイメージを持っていて、当時はやる気だけで挑戦できる世界ではないと思っていたんです。
縁遠いと思っていたM&A業界を目指したきっかけは何でしたか。
西岡:転職のきっかけは偶然で、Instagramに表示された広告にM&A業界で働く大学の同期が出てきたんです。
その同期も最初は不動産業界に就職していたので「彼が挑戦したなら僕も飛び込める」と思い、本人に連絡して、人材紹介会社を紹介してもらえて。
そこのエージェントの方との面談も好感触だったので手応えを感じ、本格的に挑戦してみようと。
もしその広告を見ていなかったら、今も不動産業界にいると思いますね。
数ある企業のなかからfundbookを選んだ理由を教えてください。
西岡:エージェントから1社目に紹介されたのがfundbookだったのですが、面接で社長や部長ともお会いして「こういう人たちの下で本気で仕事をすれば、形にはなるんじゃないか」と思えたのが理由です。
働けるとすら思ってなかった業界にチャレンジできるとなったら、やるしかないでしょという感じでした。
fundbook以外の企業を受けてみようとは思いませんでしたか。
西岡:思わなかったですね。僕も今まで有名な野球の指導者や監督と出会ってきましたが、「この人かっこいいな」「この人についていきたい」といった野性の勘みたいなものを大切にしてきたんです。
その経験から、畑野社長とお話したときに「間違いない」と確信できました。
入社前に不安などは感じませんでしたか。
西岡:「そもそもどのような業界なんだろう」とか多少考えましたが、今まで勝負の世界で生きてきたので、あまりその辺は考えなかったですかね。
それよりも楽しみで、「自分がM&A業界で働いたら、こういうふうになりたい」といった夢ばっかり膨らんでいました。
不動産時代にはなかったお客様とWinWinの関係を築けるやりがい
西岡さんは現在、入社5ヶ月目。いま取り組んでいることを教えてください。
西岡:いまは目の前のことにひたすら取り組んでいて、経験を積むことで自分の引き出しを増やし、そこからどうするかだと思っています。
商談へ行き、成果を出すために多くの活動をする……新卒時代に戻ったような感覚ですね。
M&A業界に入って感じたギャップ、前職との違いなどはありますか。
西岡:今のところ、ソーシングを行い、お客様との接点を創出するという流れは不動産業界での営業と変わりないですね。今まで営業を経験してきた人なら、違和感はないと思います。
仕事を進めていくともっと難しさが出てくると思いますし、さらに多くの専門知識のインプットが求められてくる気がしています。
fundbookの雰囲気についてはどう思われますか。
西岡:手を差し伸べてくれる上司や、道が逸れているときに指針を示してくれる先輩がいるので、未経験者でも意欲があれば成長できる環境だと思います。
不動産業界では感じられなかったやりがいはありますか。
西岡:不動産では販売する土地に売れるギリギリまで利益を乗せて、高く売ってきましたが、それについて疑問を感じる瞬間もありました。
でもM&A業界では、適正な企業価値でM&Aを実行するため、売手企業様と買手企業様双方にご納得をいただけますよね。
それを仲介して成功報酬をいただけるのは、以前まで感じていた後ろめたさがなく、お客様と一緒に利益へ向かっていけるやりがいを感じますね。
あと、会社には様々な人の想いが乗っていて、人生をかけてきた事業を後世に残す仕事のダイナミックさには、確実にやりがいがあります。
他業種からM&A業界に挑戦する方に向けて、おすすめしたい点はありますか。
西岡:不動産業界の営業職であれば、基本的に不動産にまつわるものしか扱いませんが、M&A業界ではあらゆる業界・業種に携わることができます。
最終的にはビジネス界のすべてを知ることができ、その経験を突き詰めれば、将来的にどんなキャリアでも選べるんじゃないかと思っています。
最後に、将来のビジョンについて教えてください。
西岡:仕事で成果を出して、たくさん稼いで自立する。誰よりもお客様へ貢献し、結果として自分も稼ぎたいですし、美味しいものも食べて、遊びたい。
ただ、自分一人で高級なものを食べたいとか思わないですし、一人旅で世界一周したいとかは思わないんですよね。だから家族や仲間はもちろん、みんなで一緒に楽しい時間を共有して、仕事も人間関係も充実させていきたいですね。そしてその中心に自分がいるみたいな、そんなイメージは持っています。
今のところこの業界での成功は青天井だと感じているので、M&A業界で名を売るではないですが、究極のところまで行ってみたいです。