キーエンスでの安定か、M&Aへの挑戦か。「あと5年の20代をより濃くするために、fundbookでの“成長”を選びました」

付加価値の高さ、営業力の高さで、年収ランキング上位常連のキーエンス。

東洋経済オンライン編集部によると、平均年収は2110万円、生涯年収は8億6057万円(参照:平均年収「全国トップ500社」最新ランキング、生涯給料!「全国トップ500社」最新ランキング)とも言われています。また、時価総額でも国内3位(参照:時価総額上位ランキング: 日本経済新聞)と、市場からも高く評価されています。

 

そんな確かなスキルが身につき、活躍に見合った収入が得られるキーエンスを飛び出し、新たな成長の場を求めるメンバーがfundbookに続々と集まっています。

 

今回は、2020年8月に中途入社した小倉にインタビューを実施。セカンドキャリアにfundbookを選んだ理由について聞きました。

※撮影時のみマスクを外しております

 


<Profile>

小倉 竜馬(おぐら りょうま)
香川県出身。現在25歳。慶應義塾大学経済学部卒業。高校時代はハンドボール部の活動に熱心に取り組み、大学ではアメリカンフットボール部へ。リーグ戦敗退だったチームをプレーオフへと進出できるまでに盛り上げた。また、パレスチナ、エジプト、ヨルダンなどをバックパック旅行をしたり、ヒッチハイクで東京〜九州へと旅をする冒険家な一面も。新卒で株式会社キーエンスに入社し、自動車部品メーカーに対する品質検査センサーの提案営業として2年半ほど従事。2020年8月株式会社fundbookへ入社。

 


 

「個人の時価総額」を高めたいと入社したキーエンス

新卒入社でキーエンスを選んだ理由を聞かせてください。

小倉:学生時代から、勉強もスポーツもやるからにはトップになりたいと取り組んできました。地元の香川を飛び出し東京の大学を目指したり、大学に進学後もアメリカンフットボール部でプレーオフに出場できるチームになろうと日々練習を重ねたり……そうして一つひとつの目標に向かって突き進んできた学生生活でした。そのため、就職活動においても、誰もが知る企業に就職したいと大手優良企業を中心に検討することにしました。

 

幅広く業界を検討し、様々な企業説明会に参加するなかでキーエンスを選んだのは、その勢いと熱量に圧倒されたからです。会社の特徴について説明するだけではなく、働くというのはどういうことか、という本質的なところから訴えるもので、すっかり魅了されたんです。

 

なかでも、印象に残っているのが「給料は個人の時価総額だ」という言葉です。自分の時価総額を若い内にどれだけ高めることができるのか。そんな視点で就職先を考えることがなかったので衝撃を受けたのを覚えています。

 

その点、キーエンスでは年収ランキングで上位に名を連ねている会社です。何をどのように努力すれば、早期に自分の市場価値を高め、個人の時価総額に反映させることができるのか。実際に働きながら、その方法を学ぶことができるのではないかとワクワクして、入社することにしました。

実際に入社後の感想はいかがでしたか?

小倉:徹底的にPDCAサイクルを回していくことの大切さを学びました。私が配属された部門は、愛知県内の自動車部品メーカーに対する、工場の生産ラインで使用するセンサーの販売。ベルトコンベアー等に設置して、人の目で検知するのが難しいような、製品の品質管理をするセンサーです。

 

製造業のなかでも、大量生産を行なっている工場でのみ活用される商材であったため、お客様の幅は非常に狭くなります。そのため、いかに候補となるお客様に深く入り込んでいけるかどうかが肝となる仕事でした。

 

そこで、キーエンスでは訪問前に報告書の作成から始まります。その訪問で誰に何をどのようにお伝えしていくのか、行動プランを全て文書化して上司に報告するんです。そして訪問後には、立てたプランに対して実際の行動がどうだったのかを報告。上司と共に改善点をチェックし、再び訪問前にプランを立てて……という行動を、毎日何度も繰り返し行いました。

 

昨日の自分と今日の自分で何が変わったのか。極端な話、午前の自分と、午後の自分とで比較して、何ができるようになり、何をもっと頑張るべきなのかまで突き詰めて見つめて改善していく。そう常に意識づけられるのです。

徹底されていますね。

小倉:はい。しかも、その上司への行動報告は研修期間だけではなく、営業として活動する限り繰り返されます。個人単位にケーススタディができるのはもちろんのこと、組織としても膨大な量の営業ノウハウが蓄積されていくわけです。必要に応じてそのデータベースにもアクセスすることが可能ですし、自分がぶつかっている壁を突破していくヒントが得られる環境。営業力が身につかない理由が見つからないという体制でした。

 

やはり、勉強もスポーツも量をこなすことで、基礎が確立され、応用力がついていくものですが、ビジネスという点でも「量から質へ」と転化していくものだと実感しました。

 

そしてキーエンスがこれだけ営業力の質が高いといわれているのは、行動量の最低ラインが他企業で期待されているものに比べるとはるかに高く設定されているからだということも。

組織として確立されたキーエンスから転職を意識されたのは、なぜですか?

小倉:もちろん努力に対してしっかり評価してくれる会社なので、年収面でも不満はありませんでした。ただ、入社2年までは加速度的に成長を感じることができていたのですが、ふとこのまま繰り返しをしていくだけのような感覚になってしまったんです。

 

それは営業としての数字の作り方が見えてきた手応えとも言えるのですが、目標に対しての施策を立てられるようになったら、その先は商材が変わるか、マネジメントを手掛けていくか……という何かしら大きな変化がないと、成長を実感するタイミングというのは少ないなと。

 

次のステップとしてプレイングマネージャー等のポジションも提示はされているのですが、慣例的に複数年以上かかり、業務も現状の延長線でしかないこともわかっていました。

 

「ここから5年間、同じようなことを繰り返していくのか?」「それとも、外の世界で新しいことにチャレンジする5年間にするのか?」と考えるようになりました。

成長市場の中でも勢いのあるfundbookへ

転職先としてM&A業界を、そしてfundbookを検討した理由を教えてください。

小倉:近年、キーエンスはもちろんのこと、銀行や証券、商社など営業力に定評のある企業からM&A業界へと転職していく方が少なくありません。私の周囲でも増えてきており、話を聞く機会も多く、これからの社会ニーズに応えていくことができるビジネスであることは自然と耳に入ってきました。

 

より成長できる環境を求めて転職するのですから、市場そのものに伸びがあるところへいきたいと思ったのが、M&Aアドバイザーという職種に興味を持ったきっかけです。

 

fundbookを知ったきっかけは、エージェントからの紹介でした。M&A業界の中でも上場している大手企業もあれば、新進気鋭のベンチャー企業もあります。私が目指したいのは後者でした。

 

出来上がった組織の末端で働くのではなく、これからの会社を大きくしていく中核として携わりたいと思ったからです。その点、fundbookは2017年設立とこれからの組織。次々と業界の常識を一新するような取り組みをしている点にも惹かれました。

具体的には、どのあたりに新しさを感じましたか?

小倉:営業1人がアプローチから、提案、成約までを行うのではなく、チームで手掛けていく分業スタイルには驚きました。企業へのアプローチを行うインサイドセールス、企業価値評価や企業概要書などの専門書類を作成するコーポレートアナリティクス、そしてM&Aアドバイザーとして活躍するフロントセールス……と、それぞれが専門特化して取り組んでいくスタイルは、業界としても珍しいもの。

 

fundbookのインサイドセールスは、単なるアポイント取得にとどまらず関係性構築まで念頭に置いているので、より深い商談に繋がりやすい。そしてコーポレートアナリティクスのメンバーは、ビジネス・財務・税務・法務等の専門知識を活用し、様々な情報から対象会社の事業構造や強み・弱み、財務状況などを読み解き、魅力や今後の展望だけでなく内在するリスクを含めてドキュメント化してくれるので、心強い存在です。

 

またM&Aアドバイザーも投資銀行や外資系コンサルティングファーム、監査法人や大手総合商社、金融機関やグローバルメーカーなどから優秀な中途メンバーが、それぞれの業界経験を活かして、活躍しています。

 

業界的に珍しいのは、これだけ理想的な分業スタイルを成立させるのは、それだけ難しいからでしょう。分業となると、裏方のような仕事の切り分けをしてしまう企業が多い中、fundbookでは各自がプロ意識を持てるようにビジョンとミッションを共有しています。

 

それぞれの立場から、どのような動きをしていこうと考えているのか意見交換を行うことで、より誰のためにどのように役立っているのかを実感しやすい風土もあります。

 

もちろん、そうした高いモチベーションを維持できるだけの評価制度も充実しており、人材への投資を積極的に行っているのも実感することができます。組織が拡大していくなかでも、本質的な部分を見失わない。その理にかなった経営スタイルに魅力を感じて優秀な人材が続々と集まっているのも納得だと思いました。

オフィスの様子はいかがでしょうか?

小倉:キレイでオシャレなオフィスに、改めて勢いのある組織にいるんだという実感が湧きますね。それに一緒に働く人達がとにかく若い。新卒メンバーも多く入社してきていますし、年齢的にポストが空くのを待つなんてことは無縁の組織です。むしろ手を挙げて挑戦したいという人でなければ、置いていかれるほどの勢いを感じます。

 

新卒メンバーも非常に優秀で、勉学はもちろんのこと部活動や留学、そして起業や長期インターンにてビジネスに深く関わってきたなど個性豊か。そういう点では、私の学生時代に考えていた部分とも重なりますし、負けていられないなと刺激を受けますね。

 

そうした刺激をくれる彼らに対して、私からも前職で培ってきたPDCAサイクルの回し方など横展開して、強い組織を作り上げる一翼を担えたらとも思っています。

入社後に感じたギャップはありますか?

小倉:大きなギャップはありませんが、個人的に課題だと感じているのは、営業スタイルの違いです。M&Aアドバイザーは形のないサービスを提供していくもの。そして手掛けるのは、経営者の方が我が子のように育ててきた会社です。有形商材の売買とは、重みも社会貢献度も変わってくるでしょう。

 

経営者の方から頼りにされるだけの高い専門知識を身につけ、プロとしての判断力と顧客に寄り添う姿勢を両立して持っていくというのは簡単なことではありませんが、それだけ難しいからこそこれからの5年間がきっと充実していくのではないかと思います。

今後の目標を教えてください。

小倉:まずは、トッププレーヤーと呼ばれる活躍をしたいですね。数字はもちろんのこと、顧客満足度も高い超一流のM&Aアドバイザーとして、fundbookの中でなくてはならない存在になりたいと思います。

 

その先は、まだ目標というよりも夢の段階ですが、いつか海外で仕事をしてみたいという想いもあります。学生時代にバックパックで各国を旅した経験から、まだ見ぬ世界に足を踏み入れていくあの高揚感をビジネスとしても味わってみたいです。

 

また、見知らぬ世界という意味では、自分自身で事業を立ち上げて、独立するという新しい道も魅力に感じています。実際に、先輩方の活躍を見ていると、そうしたキャリアも決して夢では終わらないと思うので。そのためにも、今は与えられたミッションに全力で取り組み、個人目標を最速でクリアしていくのみです。

最後に、fundbookへの転職を検討している方へメッセージをお願いします。

小倉:成長スピードが加速しているのか、落ちているのかは、自分自身が一番実感できるものだと思います。もし、今伸び悩みを感じているのだとしたら、それは転職のタイミングかもしれません。

 

私は、そんなときに見つけたのがfundbookでした。若く活気あふれる柔軟な組織、自分が培ってきた経験とスキルをのびのびと発揮できる風土、そして各自がプロ意識を持って自分自身を高めていこうという成長意欲の高いメンバーが集まっている組織は、なかなか他にはありません。

 

fundbookはこれから数年で、さらに勢いを増していくことでしょう。私も、その勢いを追い風に濃い数年間を過ごしたいと思っています。数年後、今いる環境よりもずっと成長したい自分に会いたいのであれば、ぜひfundbookを選んでほしいですね。

fundbookでは、M&Aアドバイザーを積極的に採用しています。

M&Aアドバイザー / 株式会社fundbook

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